病院のリハビリでは、「評価表」「訓練プログラム」「進捗管理」が整っている分、画一的な関わりになりがちです。
一方、訪問リハビリでは、支援の現場は**“生活そのもの”**。お茶碗を運ぶ動作、段差をまたぐ一歩、布団からの立ち上がり——そのすべてが「リハビリ」になります。
たとえば、脳卒中で右手が使いにくくなった方と、利き手じゃない左手で“ごはんをよそう練習”を一緒にした日。最初は失敗ばかりでも、少しずつ形になり、ついには「今日は自分でよそってみるよ」と言われた時の感動は、病院では味わえないものでした。
“回復”は数字ではなく、“できるようになったこと”の積み重ね。
“訓練”ではなく、“その人のしたいこと”を引き出す関わり。
訪問リハビリには、人間の可能性を信じられる喜びがあります。